種類が色々あるフィリピンのビザ
海外へ渡航する際に必要となるのが、パスポートとビザです。フィリピン留学をする場合にも、これらはちゃんと揃えておく必要があります。留学は長期間になることもあるため、フィリピンのビザは余裕を持って申請することが重要です。パスポートは身分証明書の代わりになり、ビザは滞在を許可するための証明書の役割を持っています。つい忘れがちなビザの期限には注意しておきましょう。
フィリピンのビザは、長期滞在用と観光用の2種類に分けることができます。このうち観光ビザは事前申請の必要がなく、フィリピンの空港で発行してもらえます。ビザの発行には滞在期間に6ヶ月以上の有効期限が付いたパスポートと往復の航空券が必要で、観光ビザは日本で手続きをしなくても済みます。夏休みなどを利用した短期留学も多いため、発行に時間を割く必要がありません。それ以上の期間になる場合は、ビザの延長手続きが必要になります。延長手続きはフィリピンにある入国管理局、または学校で手続きを代行してもらえることもあります。学校側で手続きをしてもらえるかどうか、一度確認しておくことをおすすめします。
フィリピン留学中にはほかにも、SSP、ACR-I-CARD、ECCと呼ばれる3種類のビザが必要となるケースもあります。フィリピン留学期間によって変わりますが、この中ですべての留学生が対象となっているのがSSPです。SSPは留学生がフィリピンで勉強するために必要なビザで、大半は学校側で申請代行を行なっています。SSPの申請にかかる費用は、学校側の手数料と申請料を含めて数千ペソです。たとえ2週間の短期留学でも必要ですので、必ず申請しておきましょう。ちなみに、SSPの有効期限は6ヶ月となっています。
ACR-I-CARDは2ヶ月以上留学する際に必要な証明書で、2回目のビザ延長手続きをするときに同時に申請します。ACR-I-CARDはフィリピンに滞在する外国人が対象で、2ヶ月以上のフィリピン留学となるなら必ず申請しましょう。さらに長期の留学、6ヶ月以上となる場合にはECCの取得が必要となります。ECCは出国許可証のことで、1年のうち半分以上をフィリピンで過ごす外国人すべてが対象となっています。ECCは留学生も含まれていますので、忘れずに申請するようにしましょう。これらの手続きは少々難しく時間もかかるため、現地の教師に聞いてみるか、学校で手続きを代行していないか尋ねてみることをおすすめします。