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フィリピン人の英語はなぜ聞き取りやすいと感じるのか?

私は2011年にフィリピン留学を経験しました。その当時、私の英語力は0に限りなく近く、クラス分けのためのインタビューテストでは、ひとつも答えることができずに一番下のクラスに入ることになりました。

恐らく、「あなたの趣味は?(What is your hobby?)」「大学での専攻は?(What is your major in college?)」というような、基本的な質問だったと思います。

このように私のフィリピン留学当初の英語力は初学者レベルでしたが、フィリピン留学後は特にリスニング力を飛躍的に伸ばすことができました。

TOEICはフィリピン留学後に初めて受験し、リスニングパートは420点(495点満点)を取得することができたのです。

フィリピン留学前の対象スコアがないので、抽象的になってしまいますが、恐らくリスニングスコアだけで300点程のTOEICスコアをフィリピン留学で向上できたと考えています。

10ヶ月間(語学学校勤務も含めて)という長期のフィリピン滞在でしたので、英語力が向上するのは当たり前なのかもしれませんが、他の国ではそうはいかなかったと思います。

リスニング力を飛躍的に伸ばせた要因としては「フィリピン人の英語の聞き取りやすさ」だと考えています。

そこで今回、なぜフィリピン人の発音は聞き取りやすく、なおかつTOEICスコアを向上させやすいのかを私の経験を基にご紹介したいと思います。

フィリピン人と日本人の母国語の発音が似ているから

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フィリピンの公用語は「タガログ語」「セブアノ・ビサヤ語」になり、先生同士で会話をする際には、このような現地の言葉を使用しています。

フィリピンは、元々スペインの植民地時代が長かった歴史背景があり、「タガログ語」「セブアノ・ビサヤ語」はスペイン語に非常に近い言語になっています。

また、「タガログ語」「セブアノ・ビサヤ語」は日本語と同じく母音を「ア・エ・イ・オ・ウ」と発音し、言語の発音をする上での基盤が日本人とフィリピン人は似ているのです。

そのため、英語を発音する際にも、口の筋肉の使い方が似ており、日本人が英語を発音した場合と近い発音をするフィリピン人先生が多いのです。

フィリピン人先生は「L」と「R」の発音が日本人と同じく苦手なため、はっきりとわかりやすく発音する傾向があり、こちらもフィリピン人英語が聞き取りやすい要因のひとつになっていると言えます。

フィリピン人にとっても英語は第2言語だから

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先ほどお伝えした通り、フィリピン人にとっての母国語は「タガログ語」「セブアノ・ビサヤ語」であり、フィリピン人にとっても英語は第2言語という位置付けです。

そのため、フィリピン人全員が流暢に英語を話すことができるわけではなく、学歴の高い方しか英語を話せないという現状もあります。

私もフィリピンで生活する中でこちらは身を持って感じていました。ローカルな市場などに出向くと簡単な単語しか通じないことも多く、全く英語を理解していない人も多くいます。

フィリピンでは幼少期から英語での授業があり、テレビやラジオも英語で放送している局もあるため、日本社会よりは英語が浸透していると言えます。

しかし、フィリピンでは義務教育を受けていない子供たちもおり、教育基盤が十分ではなく、英語を話せない方も多いのです。

一方、英語を話せる先生達は幼少期から英語を学び、努力を続けてきたと言えるのです。フィリピン人にとって英語は自然と身についている部分もありますが、努力面が大きいのです。

フィリピン人先生はネイティブのような多彩な言い回しや表現などは、正直難しい部分もあります。しかし、だからこそ基本に忠実な英語を話し、聞き取りやすいと感じるのではないかと考えています。

同じ英語学習者だから

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先ほどの「英語は第2言語だから」ということに伴い、先生達は私たちと同じく英語学習者の立場でもあるのです。

基本的に語学学校に先生になるためには、一定の学歴とTOEICスコアが必要となります。語学学校就労後も、定期的に先生に対するテストがある語学学校も多く、常に高い英語力とスキルを身につけておかなくてはなりません。

フィリピン人の方にとって、語学学校の先生は能力に伴い給料が上がり、様々な都市で働くことができるため、人気が高い職業のひとつなのです。

そのため、英語力の向上はもちろん、振る舞いや教授方法など常に向上を目指している先生が多く、年々、先生の質は高まっていると言えます。

加えて、同じ英語学習者だから感じる壁や悩みなどを理解してくれるため、わかりやすく教えることができる先生が多いという印象です。

「文法が苦手」「発音が苦手」など先生自身が英語に対する苦手意識を感じていることも確かです。しかし、だからこそ生徒に寄り添うことができ、結果的にわかりやすく聞き取りやすいレッスンができているのではないかと思います。

スピードが遅くスラングが少ない

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フィリピン人の英語はスピードがネイティブと比べて遅く、加えて、スラングが少ないこともフィリピン人英語が聞き取りやすいと感じる要因だと言えます。

確かにスラングを使用して、会話したいと考える方もいらっしゃると思いますし、映画やドラマなどを見て憧れている方もいると思います。

しかし、スラングはあくまで友人たちとの会話のみに使用し、TOEIC・IELTSなどの各種英語試験や実際のビジネスなどではほとんど意味がありません。

もちろん、何を学びに海外留学をするかによりますが、おそらく多くの方は各種英語試験や実際のビジネスのために英語を取得したいと考えていると思います。

フィリピン人は、難しい言い回しやネイティブ表現ができないため、フィリピン留学のマイナスと言われてしまうこともありますが、私は逆だと考えています。

難しい言い回しやネイティブ表現がないからこそ、わかりやすく吸収も早いのではないかと考えています。

例えば日本語でも難しい政治の話や法律の話をそのまま話されても理解に苦しんでしまうと思います。例え、日本語であっても、私たちはシンプルでわかりやすい表現を求める傾向にあるのです。

まして、母国語でない英語ではなおさらです。フィリピン人の英語は決して表現が多いとは言えませんが、シンプルかつ会話の芯をつかんだ英語を話してくれるため、英語学習には適した国であると言えます。

学歴が高く英語が流暢な先生しかいないから

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フィリピンで語学学校を経営しているのは、韓国企業が多いです。日系企業も進出してきていますが、これまでの歴史と語学学校数を考えると、韓国企業が中心になっています。

韓国は日本以上の学歴社会で、良い大学を卒業するためや語学力をつけるため、30歳くらいまで親族が協力してお金を出し合うことも少なくありません。

実際に私の周りにも30歳くらいまで一度も働いたことがない韓国人留学生は多くいました。そのため、フィリピン留学に来る韓国人は日本人留学生と比べて、勉強に専念できる環境にあり、英語力が高い傾向にあります。

TOEIC800以上を取得している韓国人留学生も少なくありません。そのため、韓国人は基礎的な文法や単語を理解していると言えます。

フィリピン留学はそのような学歴社会の韓国で、発展した留学形式なので、対応する語学学校の先生はさらに高い語学力を取得している必要があるのです。

語学学校では先生を採用する際に、「卒業大学」「TOEICスコア」「実務経験」等を基に選定します。加えて、在籍中にも研修や英語能力テストなどを行い、先生の水準を保っています。

一概には言えませんが、先生も能力があればあるほど、高い給料の語学学校で働くことができるため、語学学校の費用によっても先生の能力にバラつきがあることも確かです。

しかし、どちらの語学学校も一定の基準を設けて先生を採用しているため、学歴が高く英語が流暢な先生しかいないというのも確かだと思います。

私が語学学校に勤務していた際に、マリアムという先生と仲が良く、お正月などは実家に招待してくれていました。マリアムはTOEIC満点(990点)を取得しており、どのような質問をしても的確に答えることができる先生でした。

このようなネイティブと比べても遜色ない能力を持っている先生もフィリピンには多くいます。能力で人を判断するのは良くないかもしれませんが、優秀な先生には積極的に話しかけて仲良くなると多くのことを得ることができると考えています。

コールセンターなどで対応や英語の基盤が作られている先生が多いため

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フィリピンには世界各国のコールセンターが設けられていることが証明している通り、非常に高い英語力を誇っています。

フィリピンにコールセンターを設置する理由としては、人件費の安さが挙げられると思います。しかし、人件費が安いというだけでは、これほどまでコールセンター事業は発展していないのではないでしょうか。やはりフィリピン人の高い英語力に魅力があったことは確かだと思います。

フィリピン人の英語には訛りがあると言われています。確かに私自身、フィリピン生活の中でフィリピン英語の訛りを感じたこともあります。

しかし、語学学校の先生はコールセンター勤務経験がある方も多く、研修などを経て、非常に聞き取りやすい英語を話すことができます。

もちろん、すべての語学学校の先生がコールセンター勤務があるわけではないですが、フィリピンには英語スキルに磨きをかける仕事環境が多くあるということは言えると思います。

リンキングが少ないから

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フィリピン人の英語はリンキングと言われる、音と音をつなげて発音することがあまりないため、ひとつひとつの単語が聞き取りやすく、会話の意味を取りやすいのです。

会話のすべての意味がわからなくても、単語ひとつとシチュエーションでなんとなく、意味がわかるということも多いと思います。

ネイティブの方はリンキングが多く、知っている単語であっても音をつなげれらてしまうと、全く意味がわからないということも考えられます。簡単な会話も聞き取れずに自信をなくしてしまうかもしれません。

フィリピンで英語を学ぶ際には、リンキングが少なく、聞き取りやすいということもメリットのひとつなのです。

フィリピン人先生が日本人に慣れているから大丈夫!

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様々なフィリピン人の英語が聞き取りやすいと感じる要因を挙げさせて頂きましたが、結局「フィリピン人先生が日本人に慣れている」ということに集約されると考えています。

フィリピン人先生は毎日多くの日本人留学生と会話をしています。そのため、日本人の間違いやすいことや、発音の傾向など全てを理解してくれています。

そのため、こちらが少し間違えている文法や単語、発音をしてもフィリピン人先生は聞き取ってくれますし、それに合わせてわかりやすい英語を話してくれます。

フィリピン留学は基本的にマンツーマン授業であるため、生徒ひとりひとりに合わせた表現方法を行ってくれるのです。

先生側も試行錯誤しながら、こちらに歩み寄ってくれるので、結果的にご自身の現在のレベルにあった会話内容になり、お互い楽しみながら授業を進めることができるのです。

そのためフィリピン留学では、背伸びをする必要もないですし、間違いを恐れる必要もありません。間違いを一緒に笑ってくれる陽気さをフィリピン人は持っているため、ご自身のそのままの英語力をぶつけることが英語力向上への第一歩だと考えています。

フィリピン留学を経験すれば、きっと英語に対する意識は変化することでしょう。

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