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大原 佑季子 様 / 20代前半
12週間(3か月)
Man to Man Boarding School(MMBS)
私は、大学3年生を終えた後、休学してフィリピン留学と、カナダでワーホリをしました。私は、いろんな人と出会って、いろんな刺激をうけることが好きで、中学生の時から、世界の共通言語である英語に興味がありました。大学中に留学したいと考えましたが、やはり十分な資金がないと無理だし、高校の時から奨学金を多額に借りている私は、到底、留学なんてできないと思って諦めていました。しかし、奨学金(多額の借金)を言い訳に諦めていた私は、このままだと、卒業して社会にでてから絶対後悔すると思い、休学してお金を貯めて留学することに決めました。もとから国際交流に興味があり、いろいろなイベントや学生団体に所属していたため、留学について周りの人から情報を得やすい環境にあり、フィリピン留学について知ることができました。最初、フィリピンと聞いて、治安や環境の心配、また、英語が母国語ではないのにほんとに大丈夫なのかと不安要素しかなかったです。
しかし、留学費用が安く済む点や、周りにフィリピン留学を経験した人も数人いたことが後押ししてくれて、決意しました。フィリピン留学を終え、今思えば、最初感じていた不安は入学してから1週間のうちに消え去っていました。
現在は私が留学していたころとカリキュラムが変わっていて、あまり参考にならないかもしれませんが、当時の授業とコースについてシェアしたいと思います。
まず、入学したらテストを受け、レベル分けがあります。その後は4週間ごとにアチーブメントテストを受け、その結果をもとにレベル分けしていきます。私は、他の人より授業数が多いコースを受講しました。学校全体を通しても数人くらいしかそのコースを受講していませんでしたが、同じ料金でより多く学べるなんてお得すぎると思っていました。Man to man の授業は2人と机が1つ入るくらいのスペースで区切られた個室がたくさんあり、先生との距離が近く窮屈な印象はありましたが、逆に先生との英会話に集中することができました。また、とても涼しく快適でした。グループ授業は先生1人に対し2,3人で行い、英語のプレゼンテーションをしたり、討論をしました。毎日の復習や予習に加え、準備も必要で、他の人より多く授業を取っていたのでとてもきつかったですが、最後まで続けたことで自分の力になったのでよかったです。
私は4人部屋の寮で生活しました。私の感じた印象は、「予想と違って、とても快適」でした。4人部屋なので窮屈なのかと思っていましたが、広いお部屋の角にそれぞれのベッドと机が配置されており、ベッドもふかふかで居心地良く感じました。
週一回、マナン(お掃除や洗濯、料理などを担当している方)が隅々まできれいにしてくれるし、ベッドのマットも天日干ししてくれたり、快適でした。
食事は、韓国人学生は韓国料理で、日本人は日本食を作ってもらっていました。私がフィリピン留学経験者から事前に聞いていた情報の通りで、世界遺産の日本食になれている私たちにとってはなじめない味つけも多かったです。日本食を食べたことがない方が日本食を作っているので、逆にフィリピン料理が出た時の方がおいしかったです。学校の前にフィリピンレストラン、コリアンレストランがあったので、夕食後友達と飲みに行ったり、食事に行ったりしていました。フィリピン料理は甘辛の味付けで、日本人は結構好きな味付けだと思います。
また、朝食は日本人スタッフの方が毎日ヨーグルトを手作りしてくれているのでよかったです。たまにはヨーグルトのトッピングであんこもついてくることもありました。食事の中で、「トゥローン」という、フィリピンの伝統的な家庭料が、私のイチオシです。見た目は春巻きですが、中にバナナと黒糖が入っていて、学校の食事で出ることもあるし、フィリピンではどこでも買うことができます。とくに近くにある大きなショッピングセンターのSMモールの食品コーナーにあるトゥローンがおすすめです。フィリピンの水道水は飲むことはできないのですが、学校内のいたるところにウォーターサーバーがあり水事情は、学校内にいれば心配することはなかったです。
当初心配していた発音の問題ですが、どの先生も発音がきれいで、教え慣れていると感じました。
フィリピンの高いホスピタリティお国柄もあり先生もフレンドリーで仲良くなることができました。街の人たちも親切でたくさん話しかけてきてくれます。しかし人間なので、みんながみんないい人だとは限りません。自分のことは自分で守って、犯罪に巻き込まれない意識が大切です。先生にお金を貸してお金のトラブルになったケースも多くあるようでした。日本人スタッフの方は気さくで相談にも親身になってくれるし、日本人の看護師の方もいるので、初めての長期の海外滞在でも不安に感じることはありませんでした。
フィリピンに行って1週間で慣れない環境のせいか、高熱を出してしまいましたが、日本人の看護師さんがいてほんとによかったです。
休日は友達とトライシクル(バイクの横に頑張れば3人くらい乗れるカートがついていて、現地の人の交通手段のひとつ)やジプニー(乗合バス)に乗って買い物へ行ったり、おいしいと有名なレストランにでかけたり、カフェに勉強しにいったり、先生と食事にいったりしていました。
また、同期の友達とマニラ旅行にも1泊2日で出かけました。フィリピン留学中は日本語は一切禁止である学校もありますが、MMBSは特に禁止されていません。中には、集中的に英語を伸ばすために一切日本人とかかわらない生徒もいますが、私はMMBSの良さはスパルタとは違ってのんびりと自分のペースで勉強でき、さらに、友達と楽しく英語の勉強ができるところだと思います。同期は日本人ばかりなので、スパルタ校と比べると英語を話す頻度は減ると思いますが、私は、いろんなバックグラウンドを持った日本人の友達と仲良くなることができてよかったと思いました。世界一周している友達や、イギリス留学に向けて頑張っている友達、将来の仕事にむけて英語学習を頑張っている友達に会え、とても刺激的でした。一緒に目標に向かって頑張ることができお互いを高めあえる存在に出会うことができました。
良い点・・・建物が勉強に集中できるような設計になっている。スパルタではないのでストレスがたまることはない。比較的治安のよい田舎の都市にあり、集中できる。門にガードマンがいるので安心。
悪い点・・・学校の前においしいレストラン&バーあること。フィリピンはよく停電がおき、ひどいときは学校も一日に3回くらい2時間ずつの停電が起き、エアコンもきかないし、シャワーもつめたくなるなど、と日本の生活と異なるところ。トイレはトイレットペーパーを流したら詰まってしまうので、三角コーナーにすaシャワーを浴びたくないことも。とっても大きいゴキブリがでること(想像以上だと思います)。
しかし、今思えばとてもいい経験ができたし、どこでもやっていける度胸がつたと感じます。日本で当たり前だと思っていたものが当たり前ではないところがいっぱいあり、勉強できました。
一番の思い出は卒業するタームの最後にスピーチコンテストに参加したことです。参加したきっかけは、3か月間の集大成と、カナダでのインターンシップ出発前の度胸試しでした。人前で英語を話すことに慣れ、自分の意見を言える能力をつけておきたいと思っていました。スピーチコンテストを通して得たものはたくさんありました。
私は、授業数の多いコースを選択していたので、準備が大変でしたが、たくさんの先生がアドバイスをくれたり、夜遅くまでコーチしてくれたり、ルームメイトやバッチメンバーに何度も聞いてもらったりと、支えてくれた先生や友達に心から感謝しています。また、スピーチコンテストを通して仲良くなれた友達はバイタリティーの高い方で、とても刺激になり、参加して良いことづくしでした。スピーチコンテストを通して自分に自信を付けることができました。この経験があったから、念願だった製薬会社の海外事業部の内定をいただくことができたと思います。
入学したら英語が話せるようになるわけではありません。どんなフィリピン生活にするかは自分次第。3か月はあっという間でした。フィリピン留学の後にカナダやオーストラリアでワーホリを考えている人も多いと思います。ワーホリでいい仕事(英語が使える仕事)に就けるかどうかは英語能力に左右されてしまいます。強い目標をもって取り組むことが大切です。
正直私は、留学中よりカナダでインターンシップをしているときの方が英語の伸びを感じました。これは、インターンで働いていると英語のアウトプットができるからだとおもいます。留学中は英語のインプットがメインになってくると思うので、定期的にアウトプットに取り組むことも必要だと感じました。スピーチコンテストもアウトプットできる場になったし、その点でも参加してよかったと感じます。
そのほかにもいろいろなイベントがあるしアウトプットできる場を探せばいっぱいありました(フィリピン企業の就職合同説明会のイベント、近くの幼稚園でのボランティア活動、休憩時間は先生と話したりなど)。もっとたくさんのアウトプットに挑戦すればよかったなぁ、と少し後悔しているところです。どんな留学にするかは自分次第です。あと、私からのおすすめですが、フィリピンで蚊に刺されるとひどく、いまでも痕が残っているのでので、女子は暑くても長ズボンのほうがいいかもです。
大原 佑季子さんが通った学校はこちら
自然を感じる広いキャンパスでしっかりと勉強できる環境
田中 昂佑 様
20代
H 様
30~40代
林 まゆか 様
30代前半
JUN 様
20代後半
更谷 聡彦 様
30代前半
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